住宅総合保険に加入している方は多いと思います。
火災・落雷・破裂爆発・風災・ひょう災・雪災・水害・水濡れ・飛来落下衝突・暴行破壊・盗難など、保険会社によっては他にもさまざまな補償がついています。
ただし、地震による災害の補償は地震保険に加入していなければ対象にならないことがほとんどです。
保険会社によっては地震による火災などを補償する場合もありますので、契約する補償内容はきちんと把握しておく必要があります。
ここで気を付けなければいけないのは、水害や水漏れの補償はあっても“雨漏り”による補償はないという点です。
水漏れは給排水設備によるものや他の家(例えば集合住宅の上階)で起こった事故による水漏れなどが対象で、雨漏りは水害にも該当せず、雨漏りでの損害は補償対象にはなっていません。
そのあたりも、保険会社に確認しておく必要があるでしょう。
その他、“価額協定保険特約”というものがあります。
再調達価格・・・同等のものを新たに建築または購入する際必要な金額
時価・・・・・・再調達価格から使用による消耗分を差し引いた金額
通常は時価での支払いになるが、特約をつけておけば、再調達価格で保険金を支払うというものです。
時価の場合、実際に同等のものを新たに建築・購入する際の金額との差額が出てしまい、負担が大きくなってしまう場合もあります。
保険会社・共済などによっては、特約ではなく、通常の契約が再調達価格で設定されている場合もありますので、この部分に関しても、保険契約会社を選択する際の確認項目に入れておくといいのではないでしょうか。
生命保険や損害保険など、多くの方が何らかの保険契約をしていると思いますが、“保険”というものは、一般的にわかりにくいイメージがあり、補償内容や契約内容を細かく記載してある
“約款”などは、言葉も難しく文字があまりにも小さいため、目を通さない方が多いのも現状です。
ただ、契約書や説明書、パンフレットなどは、小さい文字で書かれているところほど重要な場合がほとんどです。
しかし、大きい文字であろうが小さい文字であろうが、そこに書かれているという事実がありますので、“知らなかった”“聞いていない”ということは、通用しないことがほとんとです。
できるだけ目を通し、わからない部分に関しては、きちんと説明を受けてから契約することが大切です。